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第10回研究専門委員会(公開)

日時
2022年4月27日(水)14:00~15:00
場所
zoom

講演者
近藤 浩史 (株式会社 日本総合研究所 先端技術ラボ)
タイトル
「プライバシー強化技術の概説と動向」
概要
プライバシー強化技術(Privacy Enhancing Technologies:PETs)は、プライバシー原則を実現・強化する技術として注目されている。中でも、近年、データ利活用における学習・利用フェーズで「最小化」の原則を実現する「秘密計算」「差分プライバシー」「連合学習」が注目されている。これらの技術について、取り組み事例を中心に概要を説明するとともに、今後の普及に向けた課題と展望について述べる。

第39回日本ロボット学会学術講演会 総合講演

日時
2021年9月9日(木)17:00~19:00
場所
zoom

講演者
森 政弘 (日本ロボット学会 名誉会長)
司会
上出寛子 (名大)
タイトル
「ロボットに対する倫理の根本 ―地によって倒れる者は、必ず地によって起きる―」

第39回日本ロボット学会学術講演会 オーガナイズド・セッション 「ロボットと生きる」

日時
2021年9月9日(木)13:30~16:45
場所
zoom

講演1
13:30-14:00
講演者
小山 虎(山口大学)・西村 友海(大阪大学)
タイトル
「「発言権」に基づく対話システムのレベル分けの提案」

講演2
14:00-14:15
講演者
上出 寛子(名大)
タイトル
「新型コロナウィルスによる移動の困難さと自動運転車に対する利用意図」

講演3
14:15-14:30
講演者
上出 寛子(名大)・森川 高行(名大)・董 芸(名大)
タイトル
「日常生活におけるモビリティを測定する指標QOML(Quality of Mobility Life)の提案」

講演4
15:15-15:45
講演者
上出 寛子(名大)
タイトル
「高齢者のための運転支援技術の受容性に対する社会的一体感の影響」

講演5
15:45-16:00
講演者
上出 寛子(名大)・新井 健生(電通大)
タイトル
「Human-Object Interactionと自然(じねん)」

特別講演
16:00-16:45
講演者
重見 聡史(ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
タイトル
「人と機械システムの共存協調に向けたインテリジェントコミュニケーションとソーシャルインタラクション」

第9回研究専門委員会(公開)

日時
2021年8月6日(金)14:00~16:00
場所
zoom

講演者
仲宗根 勝仁 (国立研究開発法人理化学研究所)
タイトル
「CIに基づくプライバシー侵害発見法の一検討」
概要
Helen Nissenbaumが提唱するContextual Integrity(CI)は、プライバシーを「文脈における情報の流れの適切性」として定義する理論であり、情報の性質だけでなく情報がやり取りされる場(文脈)にも注目する理論である。CIの特徴は、アクセス制限や秘密性、プライベート/パブリックの二分法といった特定のプライバシー概念に依拠することなくプライバシーの諸問題を柔軟に扱える点にあり、またプライバシー侵害を判定するための発見法がNissenbaum自身により提案されている。本講演では、まずCIの基本的な考え方と研究動向を確認しつつ、CIの利点と問題点を指摘する。そのうえで、CIの発見法にDaniel Soloveのプライバシー分類法を組み込んだ新しい発見法を提示し、その適用例を紹介する。

第8回研究専門委員会(公開)

日時
2021年5月20日(木)16:00~17:00
場所
zoom

講演者
中川裕志 (理化学研究所・革新知能統合研究センター)
タイトル
「AI倫理とAIエージェント」
概要
2016年から2020年にかけてAI倫理が話題となり、多くの倫理指針が国内外で公開された。当初のAI脅威論から、AIをカバナンスする指針、AIを用いて社会をガバナンスする指針へと変遷し、最近ではAI技術に対する政策提言になってきている。まず、この歴史的経緯をまとめる。次に、AI倫理のトピックに一つであるAIエージェントについて議論する。AIエージェントの法的位置づけ、個人を代理するパーソナルAIエージェントについて説明する。

第38回日本ロボット学会学術講演会 オーガナイズド・セッション 「ロボットと生きる」

日時
2020年10月9日(金)10:15~12:00
場所
zoom

講演1
10:15-10:30
講演者
上出 寛子(名大)・新井 健生(電通大/BIT)
タイトル
「技術とプライバシーに関する心理学的な研究動向と考察」

講演2
10:30-10:45
講演者
新井 健生(電通大/BIT)・上出 寛子(名大)
タイトル
「ロボットが取得するプライバシー情報と保護技術に関する考察」

講演3
10:45-11:00
講演者
坂田 信裕(獨協医大)
タイトル
「ロボットにより取得・処理・保存・提供される情報・データとプライバシー」

講演4
11:00-11:15
講演者
小山 虎(山口大学)・笠木 雅史(名古屋大学)
タイトル
「社会ロボットのプライバシー保護:哲学的分析に基づく課題の明確化」
講演5
11:15-11:30
講演者
飯尾 尊優(筑波大学/JST さきがけ)
タイトル
「人に情報提供するロボットを用いた実証実験とプライバシーの問題について」

講演6
11:30-11:45
講演者
吉田 弘(JAMSTEC)
タイトル
「ロボットの社会実装実現に必要と思われる3つのアイテム」


第37回日本ロボット学会学術講演会 オーガナイズド・セッション 「ロボットと生きる・ロボット學再考」

日時
2019年9月5日(木)09:00~15:00
場所
早稲田大学

講演1
09:00-09:30
講演者
上出 寛子(名大)・新井 健生(電通大/BIT)
タイトル
「モノと人の間ではたらく循環と調和」

基調講演1
09:30-09:45
講演者
竹中 透((株)本田技研)
タイトル
「人と関わるホンダのロボット」

講演2
10:30-10:45
講演者
小林 正啓(大阪弁護士会)
タイトル
「サービスロボット導入と社会的合意形成について」

講演3
10:45-11:00
講演者
葭田 貴子(東京工業大学)
タイトル
「ヒトと自律機械がハイブリッドな状況で発生した事件や事故の主体の帰属と責任」

講演5
11:00-11:15
講演者
松尾 陽(名古屋大学/日本法哲学会)
タイトル
「人工システムと法」

基調講演2
13:00-13:30
講演者
浅田 稔(阪大)
タイトル
「ロボット學再考:科学・工学を超えて超域「構成的人間学」へ-人工痛覚が導くロボットの共感・道徳・倫理の概念や能力創発の可能性を例に-」

講演6
13:30-13:45
講演者
坂田 信裕(獨協医科大学)
タイトル
「コミュニケーションロボットとの共生が学びの場に及ぼすもの」

講演7
13:45-14:00
講演者
松浦 和也(東洋大)
タイトル
「呪われた孤児としての現存せざるロボット」

講演8
14:00-14:15
講演者
小山 虎(山口大学)
タイトル
「不安と信頼から考えるロボットの価値」

第7回研究専門委員会(公開)

日時
2019年6月18日(火)15:20~17:30
場所
名古屋大学未来社会創造機構NIC618

講演者
上出寛子(名古屋大学未来社会創造機構,特任准教授)
タイトル
「モノに対する作法とモノとの一体感」
概要
日本人は古来から,モノを大切にする文化を養ってきた。一方で現代では,便利なモノが大量にある生活が実現されると共に,モノを消費するだけ,あるいは使い捨て可能な存在として,ぞんざいに扱う傾向が強くなっているという懸念もある。本報告では,モノを大切にするという作法は,心理学的にどのように評価できるのかを検討し,また,それらがモノとの相互作用にどのように影響するのかについて議論する。

講演者
岡田美智男 (豊橋技術科学大学 情報・知能工学系,教授)
タイトル
「〈弱いロボット〉の研究: ソーシャルなロボットにむけた関係論的なアプローチ」
概要
発達心理学者の浜田寿美男氏によれば、「私たちの身体は外から容易に観察できることから、個として完結しているような先入観を持たれやすい。一方で、その内なる視点から眺めるならば、自らの顔も見えないような不完結なものであり、いつも他者を予定している」という。 講演者の岡田は折に触れ、この〈オープンなシステムとしての身体観〉に依拠したロボットを作れないものかと考えてきた。自らではゴミを拾えないものの、子どもたちの手を借りながら、結果としてゴミを拾い集めてしまう〈ゴミ箱ロボット〉、モジモジしながら、ポケットティッシュを配ろうとする〈アイ・ボーンズ〉、人の目を気にしながらオドオドと話そうとする〈トーキング・アリー〉など、ひとりではなにもできないような、いつも他を予定する〈弱いロボット〉たちである。 本発表では、この〈弱いロボット〉という思考の道具を手掛かりに、他者との関わりやコミュニケーションのもう一つの姿について考えてみたい。



第36回日本ロボット学会学術講演会 オーガナイズド・セッション 「ロボットと生きる」

日時
2018年9月7日(金)10:00~12:00
場所
中部大学

講演1
10:00-10:15
講演者
上出 寛子(名大)
タイトル
「高齢者の心理的well-beingに資するロボット技術」

講演2
10:15-10:30
講演者
新井 健生(電通大/BIT)・上出 寛子(名大)
タイトル
「ロボットに対する安心感の日米中比較」

講演3
10:30-10:45
講演者
生田 幸士(東大)
タイトル
「医療福祉ロボティクスと倫理学」

講演4
10:45-11:00
講演者
恋水 諄源(阪大)
タイトル
「企業に属する介護ロボット開発者の持つ倫理的視点」

講演5
11:00-11:15
講演者
小山 虎(山口大学)
タイトル
「学際的な信頼研究調査に基づく「ロボットの信頼」の位置付け」

招待講演
11:15-11:30
講演者
笠木 雅史(名古屋大)
タイトル
「ロボット,信頼,不信頼」

講演6
11:30-11:45
講演者
江間 有沙(東大)
タイトル
「「自律的な兵器システム」をめぐる議論:背景と論点」

第6回研究専門委員会(公開)

日時
2018年8月4日(土)15:00-17:30
場所
名古屋大学未来社会創造機構NIC618

講演者
浅田 稔(大阪大学大学院工学研究科、教授)
タイトル
「AI・ロボットシステムの意識・倫理と法制度」
概要
近年の神経科学や生理学などの観測・計測技術の向上に加え,深層学習に代表されるAI 技術の進展はめざましく,日進月歩どころか,秒進分歩の勢いで,さまざまな局面で利用されている.究極の人工意識も近々実現できても不思議ではなさそうな勢いである.しかしながら,深層学習の基本的な限界から,容易でないと察せられる.ポイントは,知覚系重視で運動系との密なリンクが希薄で本質的な身体性に結び付いていないからである.このことは,無意識も含めた意識研究にとっても重要と考えられる.それゆえ,論理的な構造だけでなく,情動的な側面も合わせて検討すべきであろう.痛みの共感から,倫理感,そして法人格への流れを検討する.

講演者
大屋雄裕(慶應義塾大学法学部、教授)
タイトル
「統制手段としての法とその特徴」
概要
「法とは何か」という問いは法自体にとっても長年にわたる根本的な課題だが、アメリカの憲法学者ローレンス・レッシグは、環境の人為的操作を通じた統制手段であるアーキテクチャの姿を描き出す過程において、事後規制が自律的主体の予期を通じて事前規制に転化するというひとつの特徴を指摘した。そこでは、処罰の予告を先取りしてそのような行為を避けるように各個人が自己規制しはじめるというループが存在することになるだろう。しかし、少なくとも現代の法においてはこれに加えて、法がそれによってもたらされる人々の行為の変容を予期して形作られるという要素と、その法が人々の代表により正統性を与えられなければならないという要素が存在し、またそのそれぞれにおいて相手の反応を予期して自己規制するというループが発生することになる。このように三つのループが結び付いたものとして現代の立法過程を考えたとき、新たに発展する技術の適切な統制を実現するためには工学がどこに・どのように結び付くことが望ましいのか。法・法学の特徴という観点から、科学・技術との関係について考えたい。


第5回研究専門委員会(公開・共催)

日時
2018年5月19日(土) 15:30-18:00
場所
名古屋大学 ES総合館 ESホール
講演者
森 政弘 (東京工業大学・名誉教授、日本ロボット学会名誉会長)
タイトル
「心を故郷へ帰す-今後の科学技術に絶対必要なこと-」
主催
名古屋大学大学院工学研究科 マイクロナノ・メカトロニクス研究センターセミナー
共催
日本生体医工学会 未来のバイオメディカルデザイン研究会 次世代内視鏡研究会
パンフレット

第4回研究専門委員会

日時
2018年5月18日(金) 15:30-17:30
場所
名古屋大学未来社会創造機構NIC618


講演者1
原 進 (名古屋大学・教授)
タイトル
「柔軟心がみえた研究や教育」


講演者2
上出寛子
タイトル
「ウゴ・パガロ著の『ロボット法』について学際的に議論する」


第3回研究専門委員会

日時
2017年10月24日(火) 15:30-17:45
場所
名古屋大学未来社会創造機構NIC618


講演者
小山 虎(大阪大学・特任助教)・笠木雅史(名古屋大学・特任准教授)
タイトル
「人間の哲学とロボットの哲学」


第35回日本ロボット学会学術講演会 オーガナイズド・セッション 「ロボットと生きる」

日時
2017年9月14日(木)13:00~17:00
場所
東洋大学 川越キャンパス

講演1
13:00-13:15
講演者
上出 寛子(名大)・新井 健生(電通大)
タイトル
「ロボット考学とモノに対する作法」

招待講演1
13:15-13:45
講演者
戸田山 和久(名大)
タイトル
「『ロボットの責任』に関する概念工学の試み」

招待講演2
13:45-14:15
講演者
小林 正啓(大阪弁護士会)
タイトル
「ロボットと生きるために必要な法制度とは」

講演2
14:15-14:30
講演者
江間 有沙(東京大学)
タイトル
「ロボット・自律型兵器システムに関する論点整理と対話の必要性」

講演3
15:00-15:15
講演者
塩見 昌裕(ATR)・中田 彩(NAIST, ATR)・神原 誠之(NAIST, ATR)・萩田 紀博(ATR)
タイトル
「ロボットとの抱擁がもたらす自己開示の促進効果」

パネルディスカッション

第2回研究専門委員会(公開)

日時
2017年7月27日(木)15:00~17:00
場所
名古屋大学未来社会創造機構NIC618

講演1
15:00-16:00
講演者
川合 誠 (元(株)本田技術研究所)
タイトル
「社会との調和を目指すSelf-Driving Carの技術と課題ーCars that think and communicateー」

講演2
16:00-17:00
講演者
小林正啓 (花水木法律事務所、弁護士)
タイトル
「ロボットと生きるために必要な法制度とは~自動運転自動車を題材に~」

委員会内での勉強会

日時
2017年6月20日(火) 14:00-17:00
場所
先端科学技術研究センター(先端研)4号館5階セミナー室
講演者
森 政弘 (東京工業大学・名誉教授、日本ロボット学会名誉会長)
タイトル
今後、科学技術者が進むべき、唯一の道-智慧を置き忘れたことに目覚めよう-
共催
日本生体医工学会 未来のバイオメディカルデザイン研究会 次世代内視鏡研究会

第1回研究委員会

日時
2017年4月21日(金) 13:00-14:30
場所
名古屋大学未来社会創造機構NIC518
内容
委員の自己紹介
趣旨説明
今後の予定・方針についての議論

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